VRChatのはじめ方を解説!最低限必要なものはPCだけだった





2017年に発売された“VRChat”ですが、人気のVtuberさんが紹介したりしていて、やってみたいと思ってる人も多いかと思います。
しかし、VRChatというだけあって、「どうせ、お高いVRヘッドセットが必須なんでしょ?」と思うかもしれませんが、実はVRChatはPCだけでも遊ぶ事ができるんです。
そこで今回は、VRChatのはじめ方や必要なものをまとめて紹介していきます。
VRChatとは?なにができるの?
そもそもVRChatの名前は聞いたことがあるけど、何ができるのかわからない人もいるのでは?
とりあえずVRChatについてざっくり言うと、VRをつかったソーシャルコミュニティーアプリです。
もうちょい詳しく説明すると、VRChatはユーザーが作成したアバターやワールド(仮想空間)をアップロードすることができるので、自由度が高いのが特徴。ユーザーが作成したアバターやワールドは他の人も楽しむことができ、それらを使用して会話を楽しむコミュニケーションツールです。
価格 | 無料 |
---|---|
対応機種 | Oculus Quest / Microsoft Windows |
開発元 | VRChat |
初リリース日 | 2017年2月1日 |
VRChatに必要なもの
VRChatで遊ぶ方法は大きくわけて3つにわかれます。それぞれで必要なものは変わってきますので、3つにわけて説明していきます。
デスクトップモードのVRChatに必要なもの
デスクトップモードのVRChatに必要なものはシンプル。
- PC一式
以上です。必要なものとしてパソコン一式があれば、デスクトップモードのVRChatが遊ぶことが可能。
とはいえ、ボイスチャットもするならばマイクが必要となるので、マイクが内蔵されていない場合は、別にマイクを購入する必要があります。
次にPCの必要スペックです。SteamでVRChatの製品ページに必要最低スペックが掲載されています。
OS | Windows 8.1, Windows 10 |
---|---|
プロセッサー(CPU) | Intel® i5-4590 / AMD FX 8350 equivalent or greater |
メモリー | 4 GB RAM |
グラフィック(GPU) | NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 equivalent or greater |
DirectX | Version 11 |
上記の最低必要スペックはPC VRとも共有しています。
この最低必要スペックですが、デスクトップモードの場合このスペック以下でも遊ぶことは可能です。
しかしその場合、ある程度は動くけど、人が多かったりVRChatの醍醐味ともいえる作り込まれているワールドだと厳しくなります。
デスクトップモードで快適に遊ぶならば、上記の最低必要スペックに書かれているCPUとメモリだと物足りないので、PCの強化も視野にいれましょう。
Oculus Quest版VRChatに必要なもの
Oculus Quest版のVRChatに必要なものもシンプルです。
- Oculus Quest
Oculus Questは購入時にハンドコントローラーもセットになっているため、コントローラを別に購入する必要はありません。
また、マイクも内蔵されているのでこれも不要。Oculus Questさえあれば、VRChatで遊ぶことが可能という嬉しい仕様なんですが、まぁ…デメリットがね…。
まず、VRChatのワールドがPC用とOculus Quest用に分かれているんです。そう、察しのいい人ならピンとくるのではないでしょうか。Oculus Questだと入れないワールドが多々あるということ。
「このワールドに行ってみたい!」と思ってもOculus Quest用がない時の悲しみ。
それともうひとつ、Oculus Quest用があっても、ワールドによっては重くて快適に遊べないということ。色々なワールドを楽しみたいと思っても、快適に遊べないのはストレスですよね。やはり、Oculus Questだとスペックが物足りないのかなと思います。
なお、Oculus QuestでもPCがあれば、OculusLinkやVirtual Desktopを利用して、PC VR版を遊ぶことが可能です。こちらの記事で詳しく解説しています。
PC VR版VRChatに必要なもの
PC VR版のVRChatに必要なもの。それがこちら。
- VRヘッドセット
- PC(ハイスペック)
上記の2つがあればPC VR版のVRChatで遊ぶことが可能です。ハンドコントローラーはVRヘッドセットに付属している場合が多いですが、もし付属していなかった場合は別途購入する必要があります。
さて、まずは必要なものの1つVRヘッドセットですが、Steamでサポートとして紹介されているのがこちら。
- Valve Index
- HTC Vive
- Oculus Rift
- Windows Mixed Reality
HTC VIVEは終売となっており、後継のVIVE ProやVIVE Cosmosが発売されています。また、Oculus Riftも終売。こちらはOculus Rift Sが後継となります。
上記4つのVRヘッドセットですが、違いは性能です。細かい性能の説明はまた別の記事で紹介できれば。
なお、Valve IndexとVIVE Proはベースステーションを利用してアバターに自身の動きを投影することが可能。
Oculus RiftやWindows Mixed Realityは、ベースステーションを必要とせず、本体でトラッキングして姿勢や動きを表現します。
そのため、部屋が暗い場合など、トラッキングが不十分になる可能性があります。
次にPCの必要スペックです。デスクトップモードの説明でもありましたが、もう一度VRChat最低必要スペックを。
OS | Windows 8.1, Windows 10 |
---|---|
プロセッサー(CPU) | Intel® i5-4590 / AMD FX 8350 equivalent or greater |
メモリー | 4 GB RAM |
グラフィック(GPU) | NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 equivalent or greater |
DirectX | Version 11 |
この必要最低スペックですが、上で紹介したVIVE Proの必要スペックと同じとなっています。そして、Valve Indexの場合は必要最低スペックとしてメモリが8GB必要です。つまり、Valve IndexでVRChatを遊ぶ場合は、上記の最低必要スペックでは明らかに足りていません。
そもそも、VRChatはCPUとメモリが重要と言われています。上記の構成では動かすことはできても、快適に遊ぶことは間違いなく厳しいです。快適に遊ぶならば、上記のスペック以上のPCが必要となります。なお、VRChat用の診断ではないですが、SteamでVRが遊べるPCか確認できるソフトがあるので、不安な方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。
VRChatのはじめ方
VRChatをはじめる場合、プラットフォームが3つあります。
- Steam
- Oculus
- VIVEPORT
Steamは有名ですが、OculusはOculus系のVRヘッドセットを使っている人以外だとあまり馴染みがないかと思います。VIVEPORTに至ってははじめて知りました。
VIVEPORTではじめる場合、Steamのアカウントが必要ということなので、今回デスクトップモードとPC VRはSteam版のVRChatで説明し、VIVEPORT版に関してはよく調べてから追記していきたいと思います。
なお、Oculus Rift SはOculusとSteamどちらからでも導入が可能です。
Steam版VRChatのはじめ方
まず、Steam版のVRChatで遊ぶために必要となるアカウントが2つあります。
- VRChatのアカウント
- Steamのアカウント
この2つのアカウントを取得しましょう。まずはVRChatのアカウントから。
VRChatの公式サイトにいき、右上の赤で囲んでる部分「Login」をポチ。
次に、真ん中のタブ「Registration」で、必要な情報を入力していきます。入力が完了したら、下の「Create Account」をポチ。これでVRChatのアカウント作成は完了です。このアカウントは、VRChatの初回起動時に、ログインするために必要となります。
続いて、Steamのアカウントの作成です。Steamのトップページへ。
アカウント作成時にSteamのクライアントもインストールしておきましょう。次に「ログイン」をポチ。
サインインと作成という画面になりますので、「Steamに登録」にすすみます。
アカウントの作成でメールアドレスの入力などをしていきます。利用規約に同意したら、「続行」をクリック。
画面が切り替わり、メールの確認をしてこいと言われるので、先程入力したメールアドレスに届いたメールを開き「アカウントの作成」をクリック。この時Steamの画面は開いたままのほうがやりやすいです。
新しいタブで、Steamの画面が開きますが、この画面は閉じても大丈夫です。そして先程のSteamの画面に戻り、アカウント名とパスワードの設定をします。最後に「サインアップを完了」でSteamのアカウント作成は終了です。
アカウントを作成したら、VRChatをSteamからインストールに進みます。
VRChatのページ中ほどにある緑のボタン「ゲームをプレイ」をクリックすると、インストール画面がでてくるのでインストールしましょう。
インストール完了後、SteamクライアントでVRChatをスタートします。
緑のプレイボタンを押すと、PCVRかデスクトップモードで遊ぶかの選択画面がでてきます。遊びたいモードを選びましょう。
あとはVRChatのゲーム内になります。英語での指示になりますが、その通りすすめていけば大丈夫です。
ただ、最初にVRChatのアカウントかSteamのアカウントのどちらかでログインするか聞かれますので、ここは「VRChatのアカウント」を選択しましょう。
SteamのアカウントでもVRChatをすることはできるのですが、一部のアバターが使用できない場合があります。ですので「VRChatのアカウント」で登録することをおすすめします。
ログインが完了すると、他のプレイヤーのボイスチャットを初期設定でミュートにしておくかどうかという選択肢がでてきます。これはあとからでも変更することができるので、最初はミュートにしないでおいたほうが無難かなと思います。
その後、チュートリアルなどへ進み、最後に自分の部屋の「Home」か最初のワールド「The HUB」のどちらかに移動。
The HUBは、他の人と初めて接するワールドになるので、もうちょっと操作に慣れたいなという場合は「Home」に移動すればいいかと思います。
これで、Steam版のVRChatのはじめ方は完了です。
Oculus Quest版VRChatのはじめ方
Oculus Quest版の場合、VRChatをはじめるにはOculusのアカウントかVRChatのアカウントが必要になります。
導入はOculus Quest内のストアのほうがわかりやすいので、Oculus Quest内のストアから導入しましょう。
VRChatを選択すると、インストール画面になるので青の「インストール」ボタンを押してインストールしましょう。
インストールをしてプレイがはじまると、アカウントの選択画面になります。この時、Create Accountの選択肢がありますが、これはVRChatのアカウントの作成になるので、必要に応じて作成しましょう。
アカウントはとりあえずVRChatを選択。
ログイン画面になるので、アカウント名とパスワードを入力し、「Done」をクリック。
英語ですが、特に重要なことでもないので指示通りに進んでいくと、チュートリアル?操作の説明?画面へ。
MIRRORの所ではアバターの確認ができます。
進んでいくと「HOME」か「HUB」どっちにいくかの選択が。今回は「VRC HUB」を選択。
Oculus Quest版のVRChatを無事はじめることができました!(やることはないと思いますが…)
まとめ
今回はVRChatのはじめ方についてまとめました。やはり全力・快適にVRChatを遊ぶとなると、それなりのスペックのPCが必要になりますね。
ただ、作り込まれている繊細なワールドを体験すると本当に感動的です。コミュニケーションアプリですが、景色だけ見ていても満足できるのがVRChatのすごい所だなと思います。
VRChatに興味があるかたは、まずはお試しでデスクトップモードから体験してみるのもありではないでしょうか!
それでは今回はここまで。ありがとうございました!
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