【Oculus Quest】Virtual Desktopを使って快適ワイヤレスでPC VRを遊ぶ方法





Oculus Questにおいて、ワイヤレス環境でPC VRを使う方法はいくつかありますが、その中でもメジャーなのはVirtual Desktopというアプリです。
個人的にはVirtual Desktopが高品質かつ多機能で使い勝手が一番いいと思います。
そこで今回の記事は自分の覚え書きの意味も込めて、Oculus QuestからVirtual Desktop経由でPCのSteamVRを起動し、VRChatを起動するまでの流れを紹介します。
Virtual Desktopとは
できること
Virtual Desktopを使用することで、VR空間上にPC画面を表示することが可能になり、Virtual DesktopからSteamVRなどを起動することができます。
それによって、SteamVRのゲームをワイヤレス(無線)の状態でプレイすることが可能となります。元々ケーブルレスのOculus Questと相性がいいですね。
動作要件
Oculus QuestでVirtual DesktopプレイするためのPCの要求スペック
OS | Windows 8.1 64ビット 推奨:Windows 10 |
CPU | Intel Core i5-2500kまたは同等のもの |
GPU | NvidiaまたはAMD GPUを推奨 ※ |
無線環境 | 5GHz Wifi推奨 |
上記の要求スペックはOculus QuestでVirtual Desktopを最低限動かすことができるスペックです。SteamVRを動かす場合はある程度ハイスペックなCPUやGPUが必要となります。
なお、無線環境は5GHzを推奨となっています。それ以下だと動作が不安定になったり動作しない可能性があるので注意が必要です。古いルータの場合は2.4GHzしか対応していないものも多いです。
Steam VRを導入
まずはPCで、Steam公式サイトからSteamクライアントをダウンロードしてインストールしましょう。
※アカウント登録が必要になります。
続いてSteamVRをダウンロードしてインストールしておきましょう。
Virtual Desktop Streamerを導入
PCでこちらのサイトから「Virtual Desktop Streamer」をダウンロードします。
インストーラーを実行してインストール後、Virtual Desktop Streamerを起動し、「Oculus Username」を入力し、「Save」します。
※Oculus UsernameはOculus公式サイトや、スマホのOculusアプリから確認できます。
Virtual Desktopを導入
Virtual Desktopを購入してインストール
Virtual Desktopを購入できる場所が多いので混乱しますが、SteamやOculus Rift用のものではなく、必ずOculus Quest版を購入しましょう。ヘッドセットまたはスマホのOculusアプリからの購入となります。
Virtual Desktopの価格は¥1,990です。
SideQuestを導入
Virtual DesktopからSteamVRを起動する機能は公式アプリからは消されていますが、SideQuest上に対応したapkファイルが公開されています。
こちらの記事を参考にSideQuestを導入してください。
SideQuest導入後、PCとヘッドセットをUSBケーブルで接続しておいてください。SideQuestからVirtual Desktopアプリをインストール
SideQuestを起動し、右上の検索窓へ「Virtual Desktop」と入力してアプリを探します。
「INSTALL LATEST」をクリックするとダウンロードとインストールが始まります。
右上のタスクアイコンをクリックすると、進捗が確認できます。
無事インストールされました。
Virtual Desktopを使ってみる
Virtual Desktop起動~接続
Oculus QuestからVirtual Desktopを起動します。
PCが表示されるので接続します。
※すぐ繋がったりなかなか繋がらなかったりします。何度か試してみましょう。
無事繋がってPCのデスクトップ画面が表示されました。
SteamVRを起動~ゲームプレイまで
左コントローラーの線三つのボタンを押すと、メニューが表示されるので「Lanch Steam VR」を起動。
SteamVRの画面に入りました。
再度左コントローラーの線三つのボタンを押すと、SteamVR上のメニューが表示されるので、プレイしたいゲームを選ぶとゲームが始まります。
SteamVR版のVRChatを起動してみました。
Oculus Quest版のVRChatでは入れないルームが多いですが、PC VR版なら問題なくログイン可能です。
まとめ
今回はOculus QuestでVirtual Desktopを経由し、PCのSteamVRでVRChatをプレイするまでを記事にまとめました。
SteamVRをOculus Questで遊ぶ方法は色々あるのですが、ケーブルレスでできるVirtual Desktopはやはり使い勝手がいいなと感じます。
快適に遊ぶためには、ある程度のスペックのPCが必要になりますが、試す価値のあるアプリではないでしょうか。
それでは今回はここまで。ありがとうございました!
ディスカッション
コメント一覧
大変参考になりました。
一点だけSideQuestを起動し、右上の検索窓へ「Virtual Desktop」と入力してアプリを探します。
とありますが「Virtual Desktop」をインストールしても失敗しました。
原因としては「app launcher」と入力して「oculue app launcher」をインストールしたらうまくいきました。
SideQuestのYou tube 導入動画を見ていたら「app launcher」インストールしていたので間違っていたら
ごめんなさい。
utakata747さん
「oculue app launcher」というアプリがSideQuestにあるのですね。ありがとうございます。
私も「oculue app launcher」を導入してみたところ、とても便利なランチャーソフトでした!
使ってみた感じではOculus Quest内にインストールされているアプリをアイコン表示して
起動しやすいようにするアプリのようなので、Virtual Desktop導入において必須なのかは
手順や環境によって違う可能性があるのかなと思います。
というのも、今回執筆している記事の場合は、先にOculus Quest側でVirtual Desktopを購入して
インストールを行い、その後SideQuest関連の手順を進めてapkファイルだけ更新する
という手順になっております。私自身が導入した時の手順なので参考程度にしていただければと思います。
(apkだけ追加でSideQuestから導入するのは、SteamVRを起動する機能を追加するため)